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《学内レポート》グローバルコミュニケーション学科が文楽鑑賞の学外授業を実施

2018.07.06

お知らせ

グローバルコミュニケーション学科

2018年6月21日(木)、グローバルコミュニケーション学科の1年生が、大阪国立文楽(ぶんらく)劇場で人形浄瑠璃・文楽を観劇しました。
文楽は大阪発祥の日本古典芸能の一つで、大人三人が操る人形、語り手である太夫、音曲としての三味線という三つの要素が一体となって成立する演劇です。今回の演目は、「二人三番叟」と「絵本太功記」の二つでした。演目の合間には技芸員による解説として文楽鑑賞講座も行われました。

グローバルコミュニケーション学科では、自己表現やコミュニケーションに必要な知識の修得をめざす中で、「日本文化の理解」を重要な学びとして位置づけています。今回の観劇は、日本文化の理解に関わる授業「グローバルコミュニケーション基礎演習Ⅰ」における学外学修として行われました。学生たちは事前に人形浄瑠璃の歴史や構成要素、今回の演目の登場人物・あらすじ・見せ場などについて調べた上で観劇に臨みました。
今回、文楽の舞台を観劇するのは全員初めてでしたが、三人の人形遣いが頭と両手足を分担して人形を操る細やかさ、一人の太夫が老若男女の役柄とナレーションを語り分ける表情や台詞の豊かさ、登場人物の心情に寄り添う三味線の演奏など、古典芸能の持つ表現力に全員が圧倒されていました。

後日行われた事後学習では、班ごとに分かれて、観劇後の感想や人形浄瑠璃の概略、演目の解説、古典芸能の特質などに関するディスカッション・プレゼンテーションを行い、さらに文楽に対する理解を深めました。

今回の観劇は、一年次後期の「表現文化論」(人形浄瑠璃作品の講読)など様々な授業にも繋がる貴重な学びの機会となりました。