経営会計学科
教育目的
大阪成蹊学園の建学の精神「桃李不言下自成蹊」および行動指針「忠恕」に基づき、本学科は、ビジネス社会を構成する一員として社会を支えることができる、社会人基礎力と実践的なビジネス実務能力を身につけ、円滑な人間関係を築ける心豊かな「人間力」を備えた人材を育成することを教育目的としています。
ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)
概要
2年間の学修をとおして、卒業要件単位を取得し、以下に示す「確かな専門性」、「社会で実践する力」、「協働できる素養」、「忠恕の心」を身につけた学生に対し、社会で活躍できる「人間力」を備えたものとして短期大学士の学位を授与します。特に短期大学士には、専門性の高い職業で活躍するための専門分野の確かな知識や技能、実践力が求められます。また、知識や技能だけでなく、社会人、専門職業人として活躍するための、自ら課題を発見し、解決していこうとする姿勢や、様々な人と協力して物事に取り組むことのできる素養を必要とします。
確かな専門性
1.ビジネス文書作成のための基本的な情報処理の知識や技能を身につけている。
2.財務データの集計、表計算のための基本的な情報処理の知識や技能を身につけている。
3.金融機関、一般企業、医療機関で必要となる基本的なマナーの知識や技能を身につけている。
また、各コースで身につける知識と技能は以下のとおりです。
・経営会計コース
・医療事務コース
社会で実践する力
4.経営や会計、医療事務に関する専門性を活かして、現状を分析して課題を発見し、課題解決に向けたプロセスを考えることができる。
5.新たな物事に積極的に取り組むことができる。
6.失敗や課題にもめげずに、最後までやり遂げることができる。
協働できる素養
7.担当する分野の先輩や後輩をはじめ、関係者との対話を通して協力して仕事に当たることができる。
8.所属している組織やプロジェクトチームの中で、自分の役割を理解して、その責務を果たすことができる。
忠恕の心
9.他者の意見や考え方を理解するように努め、思いやりの心を持って行動することができる。
カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)
概要
教育目的に掲げる「人間力」を備えた人材を育成するために、系統的な教育課程を編成しています。本学卒業生には専門性の高い職業で活躍する力が求められますので、実践力を高められるように様々な実習や演習科目を展開しています。また、授業の形式を問わず全ての科目で「アクティブラーニング」を展開し、教育効果を最大限に高められるようにしています。学修成果と評価については、授業科目ごとにシラバスに、養うべき力、到達目標、成績評価の観点と方法、尺度を明記し、学修成果を客観的に測り、評価できるようにしています。
教育課程の編成
本学の教育課程は、「共通科目」、「学科科目」の2つの科目群で構成されています。
「共通科目」では、2年間の学びの基礎となる初年次教育を行う科目、語学力を身につける科目、幅広い教養を身につける科目、キャリア教育を行う科目など、専門的な学びを支え、「人間力」の基礎を身につけられる科目から編成しています。
「学科科目」では、ビジネス実務及び医療事務のいずれにも必須の経営・会計・情報処理・マナー等の基礎知識・技能を修得するための科目群を配置し、経営会計系科目及び医療事務系科目では、各コースの専門領域に関する以下の科目群を編成しています。
経営会計系科目では、企業経営や金融機関、一般企業等での経理・事務処理に必要となる専門領域での知識(経営、マーケティング、経営戦略、簿記、会計、ならびに関連法規(会社法、税法))や、ビジネス文書作成、財務データの集計、表計算、会計ソフト活用等に必要な情報処理の技能を修得するための科目群を配置しています。医療事務系科目では、医療事務業務等において必要となる専門領域での知識(受付・窓口業務、診療報酬請求業務、病棟での事務業務、医師事務作業代行業務、基礎医学、薬学、医療保険制度、医事関連法規等)と医事コンピュータ活用に必要な情報処理の技能を修得するための科目群を配置しています。
多様な演習を繰り返しながら、銀行などの金融機関や一般企業の経理・事務処理に必要な知識・技能や実践力を育成します。
教育方法の特色
本学の授業は「講義」、「演習」、「実験・実習」から構成されており、全ての授業において「アクティブラーニング」を展開しています。「講義」では、教員の一方向的な授業ではなく、教員と学生、学生同士の双方向のやり取りを重視した授業を展開し、基礎となる知識や考え方を身につけられるようにしています。
「演習」では、グループやペアで協力しながら課題に取り組む授業や、学外に出て、社会の人々との関わりの中で学びを深め、学びの専門性と密接に関連する職業現場での実践力を高める授業を展開しています。さらに、学科のいずれの授業においても、一人ひとりの学修状況を丁寧に把握しながら、きめ細かな指導を行い、学修ポートフォリオ等を活用して、自分の成長を実感できるような授業を展開しています。
学修成果と評価
学修成果の評価は、本学の「人間力」教育の目的に沿って、「人間力」を構成する個別の能力や知識・技能を身につけることができたかを測ることで行います。具体的には、授業科目ごとにシラバスにおいて養うべき力、到達目標、成績評価の方法と割合、基準等を明記し、客観的に学修成果を測り、評価できるようにしています。筆記試験のほか、論文・レポート、作品、実技、口述等、各科目の特性に応じた評価方法を用いて、多角的に学修成果を測り、評価します。
また、2年間の学びの集大成として、卒業研究では、経営や会計、保険制度や医療事務に関する課題に取り組み、卒業論文(レポート)としてまとめて、学修成果を発揮することができるようにしています。
アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)
教育目的
本学科は、ビジネス社会を構成する一員として社会を支えることができる、社会人基礎力と実践的なビジネス実務能力を身につけ、円滑な人間関係を築ける心豊かな「人間力」を備えた人材を育成することを教育目的としています。
入学者に求めるもの
本学科では、入学後の教育を踏まえ、以下のような人の入学を求めています。
1.関心・意欲
2.知識・技能
3.思考・判断・表現
4.主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度