グローバルコミュニケーション学科 3つのポリシー

グローバルコミュニケーション学科

教育目的

大阪成蹊学園の建学の精神「桃李不言下自成蹊」および行動指針「忠恕」に基づき、本学科は、言語・音声・身体・視覚に関する表現方法と幅広い教養を修め、新しい時代を切り拓く斬新な発想力・発信力、豊かなコミュニケーション力を持ち、グローバルに活躍できる「人間力」を備えた人材を育成することを教育目的としています。

ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

概要

2年間の学修をとおして、卒業要件単位を取得し、以下に示す「確かな専門性」、「社会で実践する力」、「協働できる素養」、「忠恕の精神」を身につけた学生に対し、社会で活躍できる「人間力」を備えたものとして短期大学士の学位を授与します。特に短期大学士には、専門性の高い職業で活躍するための特定分野の確かな知識や技能、実践力が求められます。また、知識や技能だけでなく、社会人、専門職業人として活躍するための、自ら課題を発見し、解決していこうとする姿勢や、様々な人と協力して物事に取り組むことのできる素養を必要とします。

確かな専門性

  • 1.表現文化全般に精通し、他者と力を合わせ、互恵的な価値を共創できる専門性を備える。具体的には、以下に掲げる事項につき、一つ以上を修得する。

    • (1)国語・日本語・日本文化についての専門的な知識・技能を身につけている。
    • (2)英語・英会話・国際社会についての専門的な知識・技能を身につけている。
    • (3)音声・音楽(発声法、朗読、ナレーション、オーディオドラマ等)についての専門的な知識・技能を身につけている。
    • (4)舞台パフォーマンスを通じた身体表現についての専門的な知識・技能を身につけている。

社会で実践する力

  • 2.何事にも好奇心を持ち、生涯を通じて自ら主体的に学ぶことができる。

  • 3.変化の激しいグローバル社会を生き抜くための情報収集力・論理的分析力・発信力を身につけている。

  • 4.人間に対する深い理解に通じ、問題を整理・解決し、新たな価値を創造することができる。

協働できる素養

  • 5.確かな言語力と表現力に基づき、異なる価値観を持つ人たちと協働することができる。

  • 6.世の中と自己を関連づけ、広く社会や人々に対して働きかけることができる。

忠恕の心

  • 7.他者の意見や考え方を理解するように努め、思いやりの心を持って行動することができる。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

概要

教育目的に掲げる「人間力」を備えた人材を育成するために、系統的な教育課程を編成しています。本学卒業生には専門性の高い職業で活躍する力が求められますので、実践力を高められるように様々な実習や演習科目を展開しています。また、授業の形式を問わず全ての科目で「アクティブラーニング」を展開し、教育効果を最大限に高められるようにしています。学修成果と評価については、授業科目ごとにシラバスに、養うべき力、到達目標、成績評価の観点と方法、尺度を明記し、学修成果を客観的に測り、評価できるようにしています。

教育課程の編成

本学の教育課程は、「共通科目」、「学科科目」の2つの科目群で構成されています。
「共通科目」では、2年間の学びの基礎となる初年次教育を行う科目、語学力を身につける科目、幅広い教養を身につける科目、キャリア教育を行う科目など、専門的な学びを支え、「人間力」の基礎を身につけられる科目から編成しています。
「学科科目」では、国語・日本語・日本文化・英語・英会話・国際社会、音声・音楽、舞台パフォーマンスに関わる多様な授業科目が用意されています。一つ以上の領域を中心に据えながら、自身の関心に沿って柔軟に学びをデザインしていくことができます。また就職・進学を支援するためのキャリアプランニングの科目も充実しています。小学校英語指導者資格や司書に関する科目も用意されており、2年間で所定の単位を修得することによって免許を取得することができます。そのほか、様々な資格取得にも積極的に挑戦できるような教育課程とサポート体制を整えています。

教育方法の特色

本学科の授業は「講義」と「演習」から構成され、全ての授業において「アクティブラーニング」を展開しています。「講義」では、教員からの一方向的な知識の伝達ではなく、教員と学生、学生同士の双方向のやり取りを重視した授業を展開し、知識や考える力、コミュニケーション力などを身につけられるようにしています。「演習」では、体の一部や全身を動かしながら、発音、発声、舞台パフォーマンスなどに取り組むほか、パソコンやペンタブレットを使った描画やデザインに取り組みます。また仲間と協力しながら課題に取り組む授業や、学びの専門性と密接に関連する職業現場で実践力を高めていく授業なども展開しています。学修の成果を振り返りながら、成長を実感したり、課題を明らかにしたりできる授業も展開しています。いずれの授業においても、一人ひとりの学修状況を丁寧に把握しながら、きめ細かな指導を行っています。

学修成果と評価

学修成果の評価は、本学の「人間力」教育の目的に沿って、「人間力」を構成する個別の能力や知識・技能を身につけることができたかを測ることで行います。具体的には、授業科目ごとにシラバスにて養うべき力、到達目標、成績評価の方法と割合、基準等を明記し、客観的に学修成果を測り、評価できるようにしています。筆記試験のほか、論文・レポート、作品、実技、口述等、各科目の特性に応じた評価方法を用いて、多角的に学修成果を測り、評価します。
また、2年間の学びの集大成として、卒業研究では、国内外の文化や表現に関する課題に取り組み、卒業論文(レポート)としてまとめて、学修成果を発揮することができるようにしています。

アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)

教育目的

本学科では、言語・音声・身体・視覚に関する表現方法と幅広い教養を修め、新しい時代を切り拓く斬新な発想力、表現力、コミュニケーション力を持ち、グローバルに活躍できる「人間力」を備えた人材を育成することを教育目的としています。

入学者に求めるもの

本学科では、入学後の教育を踏まえ、以下のような人の入学を求めています。

  • 1.関心・意欲

    • (1)大阪成蹊短期大学の建学の精神とそれに基づく教育目的を理解し、「人間力」を備えた人に成長しようという意欲を持っている。
    • (2)言語・音声・身体・視覚に関する表現に関心を持ち、コミュニケーション力を磨いて世の中に貢献しようという意欲を持っている。
  • 2.知識・技能

    • (3)高等学校で履修する教科について、内容を理解し、基本的な知識を身につけている。
    • (4)様々な表現方法や文化について自らの体験に基づく知識や技能を身につけている。
  • 3.思考・判断・表現

    • (5)他者の意図を適切に理解し、自分の考えを表現することができる。
    • (6)多様な表現方法や文化について、自分なりの考えを持つことができる。
  • 4.主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度

    • (7)多様な人々とも協働しながら、主体的に学びを深めていこうという態度を身につけている。