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令和3(2021)年度 大阪成蹊短期大学の入学式を挙行

2021.04.07

お知らせ

短期大学

2021年4月1日(木)に、大阪成蹊短期大学の令和3(2021)年度入学式をグランキューブ大阪メインホールにて挙行し、599名の新入生を迎えました。
本年度は、新型コロナウイルス感染症への感染防止の観点から、3密を避けるために短期大学、大学それぞれの式典を午前・午後に分け、会場入り口での手指消毒や検温などを実施の上で、新入生のみ参加での開催となりました。

紺野学長は、「現在のように大きな変革の時代になっても、人に求められるのは、時代に対応する『才能』と『人徳』です。入学された皆さんには、ぜひ『器量を高めてほしい』と思います。本学の各学科では、優秀な教員から得られる専門的な知識と技術は無限にあります。じっくり自分の将来を考え、自分の進路や人生を考え、その実現に向けて必要な知識や技術をしっかり身につけてもらいたいと思います。これからの社会が求める才能は、本学の学びできっと開花することでしょう。 また、本学は我が国最大規模の短大であり、学科や部活動で多くの友人ができるでしょう。多くの友人、先生方とも関わり、関係性を深めて下さい。そして、インターンシップやボランティア活動など、いろいろな課外活動にチャレンジしてください。きっと、自身の人間性を豊かなものに成長させることができるでしょう。 」 と式辞を述べました。

紺野 昇 大阪成蹊短期大学学長 式辞全文


▲紺野 昇 大阪成蹊短期大学学長

続いて新入生代表による宣誓が行われ、大阪成蹊学園 石井 茂 理事長・総長より祝辞として、本学園において最も大切な「建学の精神」と「行動指針」についての紹介がありました。

「『桃李不言下自成蹊』、この言葉の意味は桃や李(すもも)は何も言わないが、その美しい花や実に惹かれて多くの人が集まってくる、そしてその木の下には自然に蹊(こみち)ができるというものです。
これを人に置き換えますと、徳や能力のある人のもとには、自然に多くの人々が集まって来て繁栄するという意味です。これは紀元前、中国の前漢時代に生きた歴史家『司馬遷』によって書かれた『史記』の一節にある言葉で、当時の『李広』という将軍を褒めたたえた言葉です。李広将軍は『不言』すなわち口数の少ない人で美辞麗句など多くを語ることのない人であったけれども、人望が厚く人々は喜んで彼のもとに馳せ参じて戦ったと言われています。

また『忠恕』という言葉を行動指針としています。『忠恕』とは『論語』にある孔子の教えの基本となる言葉で『常に真を尽くし、他人の立場に立って考え行動する』という意味です。この『忠恕の心』の裏づけさえあれば智も意地も人の心に素直に収まるものであり、『忠恕』こそが人間関係を良くし組織や社会を良くするための要諦であります。

大阪成蹊学園ではこの『桃李不言下自成蹊』を建学の精神とし、『成蹊』を学園名として、人望が厚く、人が頼りにして集まってくる、その様な『人間力』のある人を育てることを教育目標としています。」

人間力を構成するさまざまな要素を分析し開発した本学独自の「LCD教育」(L リテラシー、C コンピテンシー、D ディグニティ)についても言及し、課題解決型授業や多彩なインターンシップ、クラブ活動などに積極的に参加するよう新入生にエールを送りました。

石井茂 理事長・総長 祝辞全文


▲石井 茂 大阪成蹊学園 理事長・総長

新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。

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