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令和7(2025)年度 大阪成蹊大学 / 大阪成蹊短期大学合同の入学式を挙行

2025.04.07

お知らせ

短期大学

2025年4月3日に、大阪成蹊大学 / 大阪成蹊短期大学合同の令和7(2025)年度入学式をグランキューブ大阪メインホールにて挙行し、大学1,205名(大学院含む)、短期大学330名の新入生を迎えました。

【大阪成蹊短期大学 紺野 昇学長式辞】

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。皆さんをお迎えすることは、私たち教職員にとってもたいへん喜ばしく、本学を代表してお祝いと歓迎の意を表したいと思います。また、本日ご多忙の中ご列席いただきましたご家族や関係者の皆様にも心からお慶び申し上げます。

本短期大学は1951年に創立し、73年の伝統を誇り、これまでおよそ7万人の卒業生を輩出してまいりました。卒業された先輩たちは、それぞれが望む資格取得や検定の合格に向けて努力し、実学的な知識と技術を修得された結果、卒業時の学びの満足度は98%を超えています。 入学する皆さんには、本学の教育の柱であるLCD教育やキャリア教育での学びの中で、自分の将来に向けた目標でもある「志」を身に付け、様々な分野にチャレンジして欲しいと思います。 本学は、授業での学びに加えて、様々な自己成長の機会を用意しています。大学祭等を運営する学生自治会での活動、企業や自治体との産官学連携やインターンシップ、また海外留学・研修のプログラムなど、学生自身の自発的な取組を推奨しており、自己の成長を図る機会を大切にしています。

先月、私は出張でアメリカ サンフランシスコにある世界TOPレベルのカルフォルニア大学へ行ってきました。この大学は、最先端の研究と学問で知られ、世界中から多くの学生が集まっています。学生たちは学問分野での学びだけではなく、様々な場面で自己の成長を図る機会を作り出していました。お昼休みになると学生たちは、テントやテーブルを学内のメインストリートに持ち出し、英語での授業に疲れた海外留学生たちがテントに集まり母国語で交流しあい、そこに他国の学生も参加して、食事やお昼の休息をしながら交流していました。

本学園では、すべての学部生、学科生を対象として、それぞれの学びの特性に応じたアメリカやヨーロッパ、アジアなどの海外での中長期の留学や、短期研修のプログラムを用意しています。海外での学びは、単なる学問の場を超え、異なる文化や多様な価値観に触れる貴重な機会です。日々の生活とは異なり、海外の新しい環境で学び、生活することで、視野が広がり、国際的な感覚と行動力を身につけることができます。海外留学や研修を通じて、言語スキルを向上させることはもちろん、異文化理解と他者との繋がりの大切さを学ぶことができます。これは、現在のグローバル社会で求められる重要な能力です。グローバル化とAIが益々進展する社会では、他者とのコミュニケーション能力、柔軟な思考と他者へのリスペクト、更には多様化する社会への適応力は不可欠です。海外への留学や研修は、その基盤を築くための素晴らしい経験となるでしょう。

大阪成蹊学園の全教職員一同は、入学する皆さんの「夢」を実現し、更に高い「志」へと導きたいと願ってやみません。本学での学びによる専門的な知識・技術の修得は言うまでもありません。更に様々な分野に挑戦できる力を育まれ、経験を通して自己成長されることを期待して、入学式の祝辞とします。 (抜粋)

【新入生宣誓】


▲幼児教育学科 俵本 和果さん
私は、大阪成蹊短期大学の学生として学則を守り、建学の精神に基づく学風を高め人間力を備えた短期大学士をめざし、学生の本分を尽くすことを誓います

【大阪成蹊学園 北本 暢理事長祝辞】


大阪成蹊大学、大阪成蹊大学大学院、大阪成蹊短期大学にご入学された新入生の皆さん、誠におめでとうございます。
大阪成蹊学園は、創立92年目を迎え、卒業生総数約14万人を誇る歴史と実績のある学園であります。少子化の加速により18歳人口が減少の一途を辿り、大学、短期大学、日本の高等教育機関を取り巻く環境は、大きな変化の時をむかえております。この厳しい時代において、本学園の”中興の祖”、石井茂総長が着手された、約15年間にわたる教学改革、ガバナンス改革などによって、我が学園は進化を続け、新しいステージを生み出してまいりました。この15年間に学園在籍者数は倍増し、現在では2つの大学と大学院、短期大学、高等学校、幼稚園において、7,863名の学生・生徒・園児が学ぶ総合学園として成長を続けております。

令和5年には、阪急京都線相川駅前に新たなキャンパスを開設し、データサイエンス学部、看護学部の2学部を開設いたしました。これによって文系・理系・芸術系の6学部の総合大学へと発展いたしました。令和9年には、その駅前新キャンパスをさらに拡充し、新たな7学部目の学部設置を構想しており、新校舎の建築を含む、より充実した学修環境の整備計画を推進中であります。

ここで私から、皆様に学園創立の基本理念であり、もっとも大切な教育方針である「建学の精神」と「行動指針」についてお話ししたいと思います。「桃(とう)李(り)不言(ふげん)下自成蹊(かじせいけい)」、これが本学の建学の精神であり、学園名の由来でもあります。お手元の資料をご覧ください。この言葉は「桃(もも)や李(すもも)は何も言わないが、その美しい花や実に惹かれて多くの人が集まってくる、そしてその木の下には自然に蹊(こみち)ができる」つまり、「徳や能力のある人のもとには、自然に多くの人々が集まり繁栄する」という意味であります。これは中国の歴史家「司馬遷」によって書かれた「史記」の一節です。大阪成蹊学園では、この「桃(とう)李(り)不言下(ふげんか)自成蹊(じせいけい)」の言葉に表されるような、徳があり、人から慕われ信頼される「人間力」のある人材を育てることを教育目標としています。
 その建学の精神の実践において、「忠恕(ちゅうじょ)」という行動指針を定めています。「忠恕」とは、「論語」にある孔子の教えで「常に真(まこと)を尽くし、他人(ひと)の立場に立って考え、思いやりを持って行動する」という意味です。お互いの立場を理解しあうことは、本学での学びはもちろん、将来、社会で活躍する際の重要な基盤となります。

近年皆さんを取り巻く環境は、AIの発達や情報化の進展、少子高齢化、変動する国際情勢など、めまぐるしく変化しております。今、大学に求められるものは、デジタル人材やグローバル人材、高度専門職人材など、社会の要請に応えられる能力、技術をもった人材の育成であります。皆さんにはぜひ本学園における学びのチャンスを大いに活用していただき、しなやかに、たくましく生き抜いていくことのできる、知性や感性、人間力を身につけていただきたいと思います。

最後に、ご入学される皆さんが、大阪成蹊学園で実り多き充実した学生生活を送ることができるよう、教職員一同全力でサポートしてまいります。あわせて、学園の教育・研究の発展のために尽力するとともに、その成果を社会に向けて発信し、さらなる成長を続けてまいります。
皆様、本日は誠におめでとうございます。(抜粋)

【新入生歓迎コンサート】
式の第2部では、オーケストラと歌手の皆様によるコンサートが行われ、新入生の門出に花が添えられました。
アマービレフィルハーモニー管弦楽団
指揮 松岡 究
ソプラノ黒田恵美/メゾプラノ中原由美子/テノール諏訪部匡司/バリトン菊田隼平

 

新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。

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