令和8年 新年のご挨拶

謹んで新春のお慶びを申し上げます。
平素より、本学の教育活動に対し、格別のご理解と温かいご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

本年の干支は、十二支の七番目にあたる「午（うま）」でございます。古来より馬は、その力強い足取りで大地を駆け抜ける姿から「飛躍」や「発展」の象徴として尊ばれてきました。 また、馬が颯爽と進む姿は、停滞を打ち破り、新たな地平を切り拓くエネルギーに満ち溢れています。
70年を超える伝統を誇る大阪成蹊短期大学は、この午年の勢いに乗り、時代が求めるニーズへと力強く邁進し、さらなる高みへと飛躍する一年にしたいと考えております。

本学は、全国有数の規模を誇る短期大学として、幅広い学科を持つ総合短期大学として展開し、社会の第一線で活躍する専門職を育成してまいりました。
一昨年、生活デザイン学科に「イラスト・アニメ・デザインコース」を新設、また併設する大阪成蹊大学芸術学部への編入制度の充実など、さまざまな改革に着手してきました。
本年4月からは調理・製菓学科においては、卒業後のさらなる研鑽を目指す「高度調理・製菓技術専攻科」がスタートします。より高度な技術を修得する道、そして調理師と製菓衛生師のダブルライセンスを実現し、学生一人ひとりの夢に応える３年間の学びは、まさに本学の新たな「駆け足」となるものです。
また幼児教育学科と栄養学科は本年4月以降に入学する社会人を対象に厚生労働省が支援する教育訓練給付金制度の専門実践教育訓練講座に指定されました。

このように、大阪成蹊短期大学は現状に満足することなく、午年のごとく常に進化を続け、地域社会や教育界の発展に寄与してまいる所存です。
保護者の皆様、高等学校をはじめとする学校関係者の皆様、そして自治体・企業の皆様、皆様の温かいご支援こそが、学生たちが明日へと駆け抜ける力となります。
本年が皆様にとって、馬が天に昇るが如き勢いのある、輝かしい一年となりますことを心より祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

• 大阪成蹊短期大学学長 紺野昇