《学内レポート》観光学科が岐阜県の観光産業に関する特別授業を実施

2019年5月24日(金)に、「キャリアベーシック」の授業において、岐阜県商工労働部 観光国際局観光企画課の兼松伸和氏と、飛騨高山の旅館「本陣平野屋」の若女将の有巣紗織氏を特別講師としてお招きししました。

はじめに兼松氏から岐阜観光の概要や観光客・インバウンドの傾向などをお話しいただきました。スライドに映し出される岐阜県の豊かな自然や高山市の伝統的な街並みを見ながら、これまで岐阜県にあまり馴染みがなかったという学生も含め、全員が興味深く聞いていました。

▲岐阜県観光国際局の兼松氏による講義

次に有巣氏には本陣平野屋のサービスや仕事内容についてお話いただきました。その数々のこだわり、おもてなしの宿づくりの心構えなどについては、宿泊施設での仕事を志す学生のみならず、その場にいた者すべてに感銘を与えるものでした。館内の美しい設備はもちろん、日本旅館の仕事や役割分担、従業員の方々のチャレンジなどの写真・動画による紹介は大変印象的なもので、熱心にメモを取る学生たちからは具体的な宿泊業務について多くの質問が出ました。「働いていて大変だった時はどのような時ですか」、「インバウンドの方々への対応で難しかったことは何ですか」、「大学時代に学んでおいたほうが良いことは何ですか」など様々な質問が挙がり、今後の学修にも大いに役立つ内容に、学生達も大変充足感がありました。

▲本陣平野屋の有巣紗織氏による講義

参加した学生達は今回の講義を通し、地域の観光行政や観光資源に目を向けながら宿泊施設の実態を知ることで、今後のキャリア形成に向けて新たな知見を広げることができました。