OSAKA SEIKEI TOPICS
2017.11.29
お知らせ
経営会計学科
経営会計学科では2017年11月6日(月)に、前公認会計士・監査審査会会長の千代田邦夫氏を講師にお招きし、特別講演会を開催しました。
千代田氏は、立命館大学名誉教授、早稲田大学特任教授を経て、わが国の公認会計士行政を司る公認会計士・監査審査会で2015年度まで会長を務めた経歴を持つ会計学者です。
今回は「進路の決定に当たって-簿記の重要性-」と題し、簿記とはどういったものなのか、その重要性についてお話しいただきました。
500年前から存在し、世界共通の計算手段として発展してきた簿記は、企業の実態を示す「財務諸表」を作成するために重要な役割を果たしています。また現在実社会で広く利用されている会計ソフトの入力や、企業の有価証券報告書を読み解くにも、簿記の知識が必要です。このように企業と簿記は常に密接な関係にあり、企業について見極めるためには簿記が重要な知識となると千代田氏は語りました。
就職活動で企業について調べる上でも簿記の知識をうまく活用できることを知り、学生からは「採用試験を受ける予定の会社の財務諸表を見てみようと思います。」という意見も聞かれ、簿記の重要性を改めて実感していました。
簿記の歴史や、簿記の一巡の手続きにかかわる理論、社会における簿記の役立ち方の話を通じて、学生は簿記への学修意欲を一段と高めただけなく、「簿記会計」という学問の領域を超えた新たな見識を得ることができました。
▼講演会の様子