OSAKA SEIKEI TOPICS
2021.03.02
お知らせ
グローバルコミュニケーション学科,就職・キャリア
令和2年11月に実施された「第122回 秘書技能検定 1級試験」において、グローバルコミュニケーション学科2年生の奥村水聖さんが、見事合格しました。
秘書技能検定とは、働く人に必要な一般常識や敬語の使い方、電話応対、ビジネス文書の作成などの知識が問われる人気の資格検定のひとつで、1級・準1級・2級・3級があります。
その中でも1級は、上級秘書の能力を記述形式の筆記試験とロールプレイング形式の面接試験で問われる上級試験で、合格率は20~30%台という難易度の高い試験です。
現役で秘書に携わっている方や社会人の方でも合格することが難しいと言われる1級試験に、本学初となる合格者が出ました。
合格された奥村水聖さんへ秘書技能検定1級に挑戦した経緯や勉強方法などをインタビューしました。
■なぜこの資格を取得しようと思いましたか?
高校生の時から、将来自分にとって即戦力となる資格検定の1級を在学中に取得しようと決めていました。大人になって覚えておくべき接遇・マナーを身に着けることのできる秘書技能検定に興味を持ち、高校生の時に3級・2級を取得し、短大1年目で準1級、2年目で1級を取得しました。
■どのような勉強を行いましたか?
短大の先生方にアドバイスをもらいながら勉強しました。1級の学科試験対策では、参考書2冊・問題集2冊半を1ヶ月で2周解きました。面接試験対策には、面接対策用のDVDを何度も視聴し、試験に臨みました。
■合格した時の気持ちを教えてください。
面接試験時に面接官よりアドバイスを3つ頂いたこともあり、合格通知を見たときは信じられず、とても驚きました。「在学中に1級を取得する」という目標を達成できたことがとても嬉しいです。応援して支えてくれた短大の先生方も皆喜んでくれたこともとても嬉しかったです。
■どのような進路を考えていますか?
高校生の時から興味のあった演劇の道に進むべく、今も劇団の養成所に通っています。オーディションの時など、姿勢や立ち居振る舞いを褒めていただくこともあり、秘書技能検定で学んだことが活きていることを実感しています。
■今後、取得した資格をどのように進路に活用していきたいですか?
秘書技能検定を勉強する中で、参考書に書かれていた「自分が役者になったと思って秘書を演じてみなさい」という言葉が印象に残っています。秘書という立場は色々な立場の人と触れ合うことが想定されます。「自分だったらどう行動するか」ではなく、秘書としての立場から物事を見ることの大切さを学びました。勉強を通して接遇・マナーを身に着けるとともに、広い視野をもって物事をみる力も身につき、たくさん成長することができました。
今後は、演劇は勿論、日常生活や将来、自分が母親になったときに恥ずかしくない立ち居振る舞いができるよう活かしていきたいです。
■後輩へのメッセージをお願いします
ネットなどで1級試験は難しいという情報が出ていますが、ひるむことなく積極的にチャレンジしてほしいです。3級の次は2級と段階を踏んで資格を取得し、土台作りを丁寧に行い、こつこつと余裕をもって取り組むことが大切です。試験から遠ざからないように、流れを大切にして上級試験に挑戦していってほしいです。