子どもから大人まで幅広く愛されるお菓子には人を感動させるおいしさやデコレーションはもちろん食品としての確かな安全性が求められています。製菓コースでは、おいしいお菓子を作るための製菓技術と食材と衛生に関する正しい知識を身につけ在学中に製菓衛生師免許の取得をめざします。
Point
1
製菓衛生師試験の在学中の合格をめざす
国家資格である「製菓衛生師」の受験資格を1年半で取得できるカリキュラムで、2年次の国家試験合格をめざします。
Point
2
基礎から応用まで発展的な実習
1年次の基礎実習では製菓の基本技術を確実に身につけ、2年次では技術をより高められるよう、高度製菓実習および応用製菓実習を用意しています。
Point
3
製菓関連科目の充実
色彩学やラッピングなどの関連科目を学ぶことで、お菓子の製作から商品としての販売まで、総合的に理解を深めることができます。
Pick Up
1
食品衛生学実習
食品にとって安全性は非常に重要です。授業では生鮮食品の鮮度判定、食中毒の原因となる微生物の検出など、毎回実験・実習を実施。衛生管理の重要性を学び、製菓衛生師に必要な食品衛生知識を身につけます。
Pick Up
2
応用製菓実習Ⅰ・Ⅱ
これまでの製菓実習で学んだ知識や技術をベースに、より高度で商品価値の高い洋菓子やパン製造にチャレンジして応用力を身につけます。また、個人作業を多く取り入れて個々の修得レベルを高めることも目標の一つです。
見て、つくって、食べて、楽しむ。授業を五感で感じましょう。
お菓子づくりには、本やインターネットでは説明できないちょっとしたコツや注意点がたくさんあります。体験しながらでなければ説明できないそれらの情報を、五感で感じて自分のものにできる授業を展開していきます。洋菓子や和菓子、パンの特別講師を招くほかに、氷細工職人やバーテンダーなど、菓子以外のプロフェッショナルを招いてのカリキュラムも予定し、皆さんの引き出しを増やしていきます。今までお菓子を作ったことのない人も、食べることや作ることが大好きで、好奇心と少しの努力があれば誰かの思い出に残るお菓子を作れるようになります。一緒にお菓子づくりを学び、楽しみましょう。
コース主任沖 忠浩教授
製菓衛生師免許、2級菓子製造技能士、食品衛生責任者(任用資格)、サービス接遇検定準1級・2級、色彩検定®、図書館司書資格
洋菓子店、和菓子店、パン店、ホテル、レストラン・飲食業、製菓工場、サービス業 など
経営学部 経営学科食ビジネスコースのほか大阪成蹊大学各学部への編入が可能です。
憧れの先生方に近づくためもっと技術を身につけたい。
パティシエをめざす私にとって、座学が充実し、設備もそろい、実習も多いこの短期大学は理想でした。授業では、先生方の技術のすごさに圧倒されっぱなし。もっともっと技術を身につけたいと感じます。1週間があっという間に過ぎる充実した毎日です。
髙岡 莉奈さん 1年生
絞ったクリームの美しさで自分の成長を実感できます。
成長を実感するのは、クリームを絞るテストのたびに先生が撮ってくださっていた写真を並べたとき。だんだん上達しているのがわかります。人前で話すのが苦手だったことを克服できたのも授業のおかげ。今後はさらにコミュニケーション能力を磨いていきたいです。
北野 真唯さん 1年生
Q
製菓衛生師とはどのような資格ですか?
安全性の高いお菓子やパンを製造するために、公衆衛生の向上と菓子製造者の資質向上をめざす国家資格です。本コースでは、2年次に国家試験を受験できるカリキュラムを準備し、在学中の資格取得をめざします。
Q
お菓子作りの経験がなくてもついていけますか?
もちろんです。クリーム絞りや材料の量り方など、基礎から着実にステップアップできる実習内容を用意しています。和菓子やパンにおいても、同様に基礎からていねいな指導が受けられます。
Q
実習で使う設備にはどのようなものがありますか?
「バッケンスルーオーブン」などのプロ仕様の設備を完備しています。製菓実習室にあるオーブンは、石窯を超える高温での焼成が可能な、全国の有名菓子店やパン店で使用されている「バッケンスルーオーブン」です。西日本の製菓衛生師養成施設では初めてこのオーブンを導入しました。他にも、現場で使われているプロ仕様の設備を完備しています。
Q
卒業後の就職状況はどのようになっていますか?
有名ホテルなどへの就職実績があります。本学は全学科において就職サポートが充実しており、製菓コースでも同様の徹底した個別サポートを行っています。製菓コースでは、パティスリーやホテルへの就職実績があります。